DAYOZA

シェンゲンの90/180ルールを、実際の日付で計算する

90日は1月1日にも、出国時にもリセットされません。180日の移動する期間が実際に何をしているのかを、計算とともに示します。

シェンゲンのルールの説明はたいてい「任意の180日間のうち90日」で終わります。この一文は正しく、そしてほとんど役に立ちません。いちばん知りたいこと——どの180日か——を教えてくれないからです。

期間はあなたとともに動く

このルールは年間の枠ではありません。1月1日にも、初回入国の記念日にも、帰国したときにもリセットされません。そうではなく、滞在中の一日ごとに、当局はその日を含む直前の180日をさかのぼり、圏内で過ごした日数を合計できます。その合計が90を超えてはいけません。

期間は今日から逆算されるため、1日ずつ前へずれていきます。リスボンで過ごした1日は、そのちょうど180日後に計算から外れます。それより早くは外れません。

計算例

2026年9月5日に国境に立っているとします。

9月5日自体を含めて180日さかのぼると、期間は2026年3月10日から始まります。3月10日から9月5日までの間にシェンゲン圏で過ごした日はすべて数えます。3月10日より前は、この計算では見えません。

ここで、1回だけ旅行をしたとします。2026年6月1日に入国し、2026年6月20日に出国しました。

  • 入国日も出国日も、どちらも1日として数えます。
  • 6月1日から6月20日まで、両端を含めて20日です。
  • 90日のうち20日を使いました。9月5日時点で70日残ります。

シェンゲン90/180計算ツールは、これを渡航履歴全体について一度に行い、使用した期間も表示します。

間違えやすいところ

「出国したのだからリセットされた」。 されていません。出国は日数の積み上がりを止めるだけで、消費した日を返してはくれません。使った日は、それぞれの180日後に期間から外れるまで残り続けます。

「まる一日だけ数える。到着した日は数えない」。 両端とも数えます。月曜から水曜までの旅行は3日であって1日ではありません。これが群を抜いて多い誤りで、しかも入国を拒否される側に振れます。

「90日は国ごとの枠だ」。 違います。枠はシェンゲン圏全体で共通です。スペインで5日、ドイツで5日なら、使ったのは合わせて10日であって、5日と5日ではありません。

「日数はまとめて戻ってくる」。 1日ずつ戻ります。90日を続けて使った場合、どこかの1日に90日分が新しく戻るのではなく、期間から外れる日ごとに1日ずつ戻ります。最初の滞在日から180日後に始まります。

このルールが対象としないもの

90/180ルールが定めるのは短期滞在です。長期滞在のための各国のビザや居住許可は完全にこの枠の外にあり、それらで過ごした期間は同じようには数えません。そもそもビザが必要かどうかについても何も述べていません。それは国籍によって決まり、DAYOZAは判断しません。

出典: 欧州委員会——短期滞在計算ツール、および規則(EU)2016/399(シェンゲン国境コード)第6条。

渡航前に: DAYOZA は、このページに掲載されたルールと出典に基づく参考計算を提供します。出入国および入国の要件は変更されることがあります。渡航前には必ず、該当する公的機関でご自身の資格と許可される滞在期間をご確認ください。